16/09/13

 
 
 
きれいだと思ったらそれがすべてで、表現したそこには説明できる何かも、入っていける世界も、何もない。きれいだけがある。
それだけが見えて、それだけが感じられて、それだけで十分だから、表現したもの、表現されたものが何であるかをわたしはいつも知らない。知らないでいることがずっと気にかかっていたのに、いつのまにか知らなくても平気になった。
ひかりの加減で青緑に見える襖の絵を見ていたら、急にそんなことが思い出された。